N邸には、棲み処が年々縮小され、且つ、害獣とされた鹿たちが、そっと
静かに現れます。
生き物に深い愛情を持っておられるN氏には、
野生の鹿や鳥達も立ち寄って訪ねてくるのです。
午後からは、いいお天気になり日差しも暖かくなり、そんな中
うら若い母親鹿とまだ幼い小鹿が現れました。
N氏が、やってきた鹿の親子に声をかけられるとじっと聴いています。
お腹が空いているのかと思い、頼んでお芋を切っていただきました。
一生懸命近くまで放ってみましたが、どうも食べ物ではなく
やはりNさんに会いにに来ていたのでした。
お話によれば、哺乳類の生物は知能も感情も、人間と近いものがあるという
ことでした。やはり・・・・・
静かに訪れ静かに去って行った親子の鹿さん達。
思いがけず闖入者がいたので、驚かせちゃったね。・・・ごめんね。