私にとっての旅行人山荘の魅力は、この林の風景。
見上げれば赤松の樹々がすっくと空へ伸びてそびえています。
林のなかには、霧島を詠んだ有名な歌人たちの碑が建っています。
林のあちこちに、静かに息づく鹿達。・・・
人間に危害を加えるわけでもないのですが害獣と指定され、
今年は一段と生息しづらい環境になりました。
もともと鹿たちの生息していた場所に人間達が入り込み、
そのテリトリーをとりあげたにもかかわらずあたりの草や植物を食べてしまう・・・
という理由で捕獲抹殺されます。
直に、鹿さん達と向き合うとそのたたづまいと慎重にこちらをうかがう真剣な眼差しに
胸が熱くなります。
さて、ロビーに戻ってくるとテラスのデッキには真っ赤な南天の実、
山でもう色付いたらしいグミの実など美しくいけられていました。